世界を揺るがしたアート 著者スージー・ホッジ
今日の一枚
フリーダ・カーロ【壊れた柱】からのメッセージを受け取る。
(本文より一部抜粋)
慢性的な身体と精神の問題を抱えていたカーロ。
カーロ自身は「私は夢や悪魔を描いているわけではない。私自身の現実を描いている」と説明する。
カーロの絵は マジックリアリズムに分類される
魔術的な要素と写実的表現により、日常にある奇妙さを浮き彫りにする。
壊れた柱は、カーロの苦しみを鮮烈に表現している。
体の亀裂。ひび割れた柱。体中の釘。
痛みを視覚的に表現している。
最も響いたカーロの言葉。
「生命については笑わなくてはならない…私の目をよく見て欲しい…瞳孔が平和のハトになっている。これは痛みと苦しみについての私のささやかなジョークなのだ……。」
なんと強いのだろう。
なんて表現が奥ゆかしいのだろう。
今、私は落ち込んでいる暇はないのだ。いや、実はもっと、とことん落ち込めるだけ落ち込んで、これまでにない、かつてないほどのドン底まで落ち抜いて、もがき、泣き叫んでも、大笑いをしながら「やったー!」と歓喜の声を上げるくらいのシュチュエーションに追い込むことが必要なのだ。
私の中にあるジョーク、ユーモア、オリジナルを総動員せよ。
フリーダ・カーロの言葉。
痛み、快楽、そして死は、
存在にとって一つのプロセスに過ぎない。
この過程での革命的な苦痛が、
知へと開かれた扉なのだ。
そうだ、怯えている暇は無い。
メルヘンアートカヲル🌱